赤子のような場所

「守る」という気持ちがこれだけはっきり表面化しているのは人生史上初めてかもしれない。

様々な方の力添えがあってはじめて実現したことだけど、私はいま場所を持っている。

場所を持つというのも妙な言い方だけど、場所の魂のようなものを確実に私は握っている。

場所はその開き加減によって性質がどうにでもなってしまう。

単純に善悪、秩序と混沌、全ては場所を持つ人の裁量によって染まっていく。

私は私の中の場所がどれだけ開いているかをずっと確認している。

扉に鍵はかかっているか、それとも開け放たれているか。

窓にカーテンは引いてあるか、どれだけ光が差し込んでいるか、風が、音が入ってきているか。

現実にある場所もそれと同じような場所にしなければならない。

魂の宿る場所にしなくてはならないから。

少しでも油断するとすぐに外から意図しないものがはいってくる。

まだ赤子のような場所だから、それが免疫をもたないものであったらたぶん場所は弱って死んでしまう。

いまは私が守らないといけない。

巣を守る蜂のように攻撃的になっている。

いつまでこの緊張がつづくのだろう。